他本来就是个不爱说话的人。 tā běnlái jiù shì gè bù ài shuōhuà de rén 彼はもともと無口な人だよ。 中国の友人がある人について言った言葉。 「無口な人」は中国語で「不爱说话的人 bù ài shuōhuà de rén」と表現することができます。 否定を表す「不」を…
『日本の統治構造 官僚内閣制から議院内閣制へ』飯尾潤著(中公新書)を読みはじめました。一度読んだことがありますが、良書なのでもう一度読み返しています。 面白い本というのは、読み手の思い込みを打ち砕いてくれるものですが、本書はまさにそんな本で…
中国の国際ニュース放送チャンネルCGTNの「俄驻华大使:金砖国家紧密合作便可行之道」と題する動画を視聴しました。 CGTNの記者による、ロシアの駐中国大使アンドレイ・デニソフに対するインタビュー動画です。 CGTNの女性記者、董雪は、ロシアの外務次…
兴趣是最好的老师 xìngqu shì zuì hǎo de lǎoshī 好きこそ物の上手なれ 「好きこそ物の上手なれ」って中国語でどう言うのか、日本語のできる中国人に聞いてみた時に教えてくれたものです。 直訳すると、「興味は最もよい先生」ですね。 僕は食べるのが好きな…
中国的淘宝什么都能买到。 zhōngguó de táobǎo shénme dōu néng mǎidào 中国のタオバオは何でも買える。 日本に来る予定の中国の友人に、あるサプリメント(保健品 bǎojiànpǐn) が日本で買えるかどうか聞かれたのですが、日本で売ってないことを伝えると返…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、P85~90を読了。 国際連盟設立当初は、国際政治上の問題を解決する力としての世論が過大に評価されていた。 その前提にあったのが、世論は常に正しく、必ず勝利…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、P76~85を読了。 内容は、国際連盟における世論の神格化。つまり、国際連盟設立当時は、世論の力が過大に評価されていた。 極めて重要なことだが、国際連盟とい…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、P70~76を読了。 大まかな内容は、1920年に設立された国際連盟は、十九世紀の自由民主主義思想に由来する理屈によって、あたかも公式によって数学の問題を解く…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、P67~70を読了。 内容は、十九世紀の西ヨーロッパでうまく機能した自由民主主義が、一度衰退し、第一次世界大戦後のパリ講和会議(1919)で再び世界に拡散さ…
中国の女の子が、現在のロシアとウクライナの戦争を三国志の知識を使って読み解いている動画を発見しました。 三国志は陳寿(ちんじゅ)による歴史書『三国志』と、それをもとにして書かれた羅漢中(らかんちゅう)による小説『三国志演義』があります。 動…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』を読み進める。 今回は、P60~67を読了。 内容は、近代のユートピア政治思想が登場した歴史的背景。 全体的な内容は自分にはやや難しいので、気になった記述について思うところを書いてみる。 自由主…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、P57~58を読了。 内容は、ユートピアンとリアリストの倫理に対する態度について。 ユートピアンは、非政治的で絶対的、普遍的であるとする倫理基準を持ち、現実…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回は、(P54~57)を読了。 内容は左派と右派について。 カーによれば、理論の人である知識人は左派に引き寄せられ、実践の人である官僚は右派に引き寄せられるという…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回はP45~54を読了。 内容は、政治における理論と現実の対立。これは、知識人と官僚の対立として現れる。 知識人は、理論に現実を合わせようとする傾向があるが、社会…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 P42~45を読了。 ここでは、ユートピアンとリアリストがそれぞれダメ出しをされ、それぞれが相互に関わり合うことの重要性が説かれる。 ユートピアンは目的をあたかもそ…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回はP40~42を読了。 ここでは、ユートピアンとリアリスト、すなわち理想主義者と現実主義者のそれぞれの思考の特徴と欠点が述べられている。 ユートピアンは未来に関心…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 今回はP37~39まで読了。 人が何かの実現を望むとき、最初は「~したい」という欲が先走り、現実や手段、方法に関する分析、思考は軽視される。 現実を無視した目的を達…
引き続き、E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』(岩波文庫)を読み進める。 P29~36まで読了。 前回の記事では、まず「~したい」という願望があって、その後に思考が生まれる、ということについて書いた。今回読んだ内容は、何か新しい分野で人間…
E・H・カーの『危機の二十年――理想と現実』 (岩波文庫)を読んでいる。 国際政治学の必読書としてよく挙げられる本だ。以前に読んだことはあるが、面白いので再読しているのである。国際政治や人間に関する鋭い考察の中で、シェイクスピアの作品のごとく、名…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』の「金が物を言う―現在形」を読了。 内容は、英語の現在形について。 英語の現在時制の用法は、意外に多い。「習慣的行動」、「現在の状態」、「一般的な事実や真理」、「未来を表す現在時制」などである。 しかし、…
今日头条というアプリの艺述史で、中国の歴史上における、就けば長生きできない職業について解説した動画を視聴。 その職業に就けば長生きできないにもかかわらず、みんなが就きたがるもの。 それは、皇帝職。 動画によれば、秦の始皇帝の誕生以来、中国の歴…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』(岩波新書)のP101~112を読了。 アメリカの古典映画『カサブランカ』の台詞を一部取り上げて解説している。 ショップの名作映画コーナーでよくDVDで売られているが、見たことはない。恋愛もののようだが、…
今日头条というアプリの艺述史で、三国志の劉備(りゅうび)の野心について解説した動画を視聴。 三国志コンテンツでは、一般的に、蜀(しょく)の劉備は漢王室の再興を目指す仁徳の人物として描かれる。 それと対照的なのは魏(ぎ)の曹操(そうそう)で、…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』の「大和言葉のやわらかさ―副詞」を読了。 内容は主に、英語表現の硬さやわらかさについて書かれている。 初めて知ったのだが、英語にはアングロサクソン系とラテン系のものがあるそうだ。 アングロサクソン系の英語…
今日头条というアプリの艺述史で、中国陝西省にある兵馬俑(へいばよう)の謎について解説した動画を視聴。 その謎というのは、兵馬俑の兵士たちは、鎧(よろい)を着ているが、兜(かぶと)を被っていないというものだ(頭巾(ずきん)は着けている)。 (…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』の「橋の下よりほととぎす―前置詞」のパートを読了。 面白いと思ったのは、work at, work in, work forのそれぞれの違いの解説。 何となくの感覚的理解で済ましている基本表現を、言葉で丁寧に説明されると新鮮であ…
今日头条というアプリの艺述史で、劉備(りゅうび)と曹操(そうそう)の女に対する態度の違いについて解説した動画を視聴。 一般的な三国志観では、劉備は仁徳の善い人で、曹操は狡猾な悪い人ということになっている。しかし、女に対する態度という視点で三…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』の「ペンは剣よりも強し―名詞の一般用法」を読了。 このパートを読んで長年のモヤモヤがだいぶ解消した気がする。そのモヤモヤとは、英語で、ある事物について一般論を述べるとき、どう表現するかという問題である。…
今日头条というアプリの艺述史で、楊貴妃(幼名は楊玉環)の容姿について解説した動画を視聴。 楊貴妃(ようきひ)は、唐王朝の玄宗皇帝の妃で(もともと息子の女だったが、奪った)、美人として有名な人物だ。 美人ではあったが、太っていたといわれる。そ…
マーク・ピーターセン『続 日本人の英語』の「あの人を忘れたい―単数形と複数形」のパートを読了。 話すときや書くとき、日本語では、主語や数を明言せず、具体性を避けがちである。 一方、英語の場合は、主語はもちろん、単数か複数かもはっきりさせる傾向…