2022-05-06から1日間の記事一覧

E・H・カーの『危機の二十年―理想と現実』の感想(P22~29)~政治の世界における「事実」は変幻自在?~

E・H・カーの『危機の二十年――理想と現実』 (岩波文庫)を読んでいる。 国際政治学の必読書としてよく挙げられる本だ。以前に読んだことはあるが、面白いので再読しているのである。国際政治や人間に関する鋭い考察の中で、シェイクスピアの作品のごとく、名…