「工事中」は英語でunder constructionではない?~repairとfixの違い~

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引き続き、『例解 和文英訳教本』(文法矯正編)を読み進めます。

今日も一気に英訳課題5題分を進めました。

課題文の一つに、「昨日は道路が工事中だったので遠回りをせざるを得なかった。」(P111)というものがありました。

工事中」といえばunder constructionと高校でも習いますが、この文においては必ずしも適切な表現とはいえないようです。

というのも、普通、遠回りをするはめになる道路の工事といえば、それは道路の修繕だからです。

ところが、under constructionは修繕というよりも、一から作り直すニュアンスだといいます。

The road was being repaired [fixed].(受動態の進行形)が適切。under constructionやbeing constructedは一から作り直す感じ。

(『例解 和文英訳教本』 (文法矯正編)P113より)

「工事中」→under constructionと丸暗記していると、使い方を誤ってしまうところです。

そもそもconstructionというのは、「建設」というのが第一の意味でした。

また動詞のconstructはbuildと同義ですが、大がかりな物を建造する場合に使われます。

「修繕のためのちょっとした工事」を英語で言うなら、「修理する」という意味のrepairfixを使うのがより自然なのでしょうね。

ちなみに、repairは、fixと比べると、フォーマルな言い方です。また、fix機械の修理について多く使われます。