韓国南部で稲の収穫が行われる中、豊作により米価が20%下落、農家は憂鬱【今、韓国でニュースになっていること】

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米の豊作で米価が下落し、農家が憂いているというニュース。

今、韓国の南部地方では米の収穫の真っ盛り。

今年は日照り以外に特別な自然災害がなく、米は豊作だったようです。

しかし、米価が20%近く下落する中で、新米に相応の価格が付かないのではないかと、農家の人たちの心配が大きくなっているといいます。

작년같이 볏 값이 좋았을 때는 더 많은 기쁨을 누릴 수가 있겠지만 올해는 상황에 맞춰 팔다 보니까 그 가격에 못 미쳐서 미흡하고…"

昨年のように稲の価格が良い時は、もっと多くの喜びを享受できるのですが、状況に合わせて売ってみると、その価格に至らなく不十分で・・・

米価は、昨年の10月には20kg5万6千ウォン(約5700円)だったものが、先月は4万4千ウォン(約4500円)の水準にまで落ち込んでいるといいます。その一方で、農協の米の在庫量は73%増加。

※ウォンから円は、記事執筆の為替レートで換算。

こうした状況を受けて、農民と自治体は政府レベルの対策の用意を要求しています。

以下は、ある地方議員の言葉。

"(정부가 쌀 시장 격리를) 제때 하지 못했기 때문에 타이밍을 놓쳤습니다. 올해도 풍년이 예상되기 때문에 특별한 대책이 없는 한 쌀값이 지속적으로 하락이 될 것 같습니다."

(政府が米市場の隔離を)適時にできなかったため、タイミングを逃しました。今年も豊作が予想されるため、特別な対策がない限り米価が持続的に下落するでしょう。

昔のイメージだと、米が豊作だと村人が集まって歌って踊ってお祝いをするイメージですが、どうも今年の韓国の米農家は大変なようですね。

でも、米価の下落は、今のインフレ(物価の持続的な上昇)の社会状況の中では、消費者にとっては恩恵だと思うのですが。

来年の農家は、日照り乞いや不作を祈る祭りをしっかり行わないといけませんね(いかんやろ)。