10種雲形の下層雲(層雲、層積雲、乱層雲)の種類と高度の簡単な覚え方【気象予報士試験対策】

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『イラスト図解 よくわかる気象学』(中島俊夫著)を使って気象予報士試験対策をしています。

今回は、下層雲について学びました。上層雲、中層雲について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

yaseteru.hatenablog.com

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下層雲の種類と高度

下層雲には、

層雲(そううん)、層積雲(そうせきうん)、乱層雲(らんそううん)

があります。

高度は、層雲層積雲に関しては、地表付近から2kmです。乱層雲は、雲底はふつう下層にあるものの、雲頂は上層に達することも多いです。

覚えるのが大変なので、上層雲、中層雲に引き続き、この下層雲についてもゴロ合わせを作りました。気に入ったら(笑)、活用してください。

ゴロ合わせによる下層雲の種類と高度の簡単な覚え方

貸そう、う○ちを2層に積んで

下品で恐縮です。

「貸そう、う○」は「下層雲」、「ちを2」で「表面付近からkm」、「層に積んで」は層雲と層積雲を表します。

下層雲には乱層雲(俗にいう、雨雲(あまぐも)のこと)もありますが、高度が上の二つとは違うので、乱層雲だけは例外として自力で覚えます。

「それは無理」という方のために、乱層雲用のゴロ合わせも一応作りました。

下層で乱起き、天までのぼる

悪い政治で民(たみ)が反乱を起こし、天(天子様、王様)のところへ向かうイメージです。

「乱」は「乱層雲」。「天までのぼる」は雲頂が上層にまで達することを表します。

層雲の特徴

層雲は白色や灰色をしていて、俗に霧雲(きりぐも)と呼ばれます。

輪郭ははっきりせず、霧雲と呼ばれるだけあって、まさに霧のように、その形は風によって変幻自在に変化します。

層雲

 (層雲 - Wikipediaより)

層積雲の特徴

層積雲は俗に「くもり雲」と呼ばれ、曇りの日によく見られるものです。

色は白色や灰色で、霧雲(きりぐも)と呼ばれる層雲と違い、輪郭は比較的はっきりしています。

また、ロール状、まだら状(雲のある部分とない部分のある状態)になって群れをなします。性格はどう猛で人に噛みつくこともあります。

というのは冗談で、どう猛ではないし人に噛みつくこともないです。が、太陽を隠してしまうので、太陽にとっては、テレビを見ているときに前を通って遮られるような、うっとうしい存在かもしれません。

上空から見た層積雲

層積雲 - Wikipediaより。上空から撮影されたもの) 

乱層雲の特徴

乱層雲は、俗にいう雨雲(あまぐも)で、暗い灰色や黒色をしています。「暗雲が垂れ込める」と言いますが 、まさに「垂れ込める」タイプの雲です。

ちなみに、乱層雲は上層にまで達することも多いので、中層雲に分類されることもあります

ちぎれ雲を伴う乱層雲

(乱層雲 - Wikipediaより) 

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※講師や講座内容は変更されることもあるかもしれないので、各自で内容を確認の上でお願いします。