引き続き、『例解 和文英訳教本』(文法矯正編)を読み進めます。
英訳課題5題分を読了しました。
目から鱗だったのは、動名詞とto不定詞の名詞用法の違いの説明です。
まとめると、to不定詞は〈これからやること→まだやっていないこと〉を表し、動名詞は〈繰り返し行うこと→もうすでにやっていること〉を表す。これは文頭で使う場合にいちばん顕著に表れる。ただし、文頭のto不定詞は単に古い用法だからもう使わないという意見もある。
(『例解 和文英訳教本』 (文法矯正編)P133より )
また、動名詞が一種の習慣性を表すのに対し、to不定詞の方は「使い捨て」というか、1回限りのことを表すようです。
その前に、to不定詞と動名詞の違いだが、動名詞は-ingの〈動く〉ニュアンスから〈繰り返し行われる〉のであった。〈繰り返す〉ということはいつもやっていることなので〈一般論〉とも言える。一方、to不定詞には〈これから~する〉以外に、特に目的語を使った場合は〈1回限りの特定のこと〉を表すという特徴もある。
(同書P134より)
動名詞とto不定詞のこの違いを知って、ある一つの疑問が氷解しました。
前の記事で、以下のように書きました。
My hobby is collecting stamps.
私の趣味は切手収集です。
注意すべきは、「(オタク)趣味」のhobbyを使う場合、be動詞の後は、to不定詞ではなく、動名詞(動詞ing)になる点です。
自分でこう書いているものの、なぜhobby isの後ろが動名詞でなければならないのだろうとは思っていました。
動名詞とto不定詞の違いを知った今は何のことはない、「(オタク)趣味」なるものは、しつこく日々繰り返すことだからですね。
また、自分の趣味を紹介するMy hobby is~というのは、話し手や書き手がすでにやっていることなので動名詞が相応しいともいえます。
今日の最も重要な発見は、疑問は疑問として覚えておくというのは大事だということです。
そうすると今回のように、勉強を進めていく中でその疑問が氷解するときがやって来ます。
その快感を知ると、もっと学びたいという意欲が湧いてきます。
学びの好循環ですね。