引き続き、『例解 和文英訳教本』 (文法矯正編)を読み進めます。
一気に英訳課題の三題分を進めました。
直接法と仮定法がテーマの部分でへえと思ったのが一つありました。
テーマとは別の豆知識的なものですが、bad[poor] at~に関することです。
bad[poor] at~は「~が苦手だ」という意味で習います。
しかし、日本語の「苦手」がすべてこの英語に置き換えられるわけではありません。
例えば本書では、「朝が苦手」という日本語について以下のように書かれています。
ちなみに、ba bad[poor] at~「~が苦手だ」の目的語は「努力して磨きをかけていくこと」であり、ふつうはスポーツや学科などである。よって「私は早起きが苦手だ」と言う場合にはbe bad[poor] at~はややおかしい。この場合は次のようにする。
ex. I have a hard time getting up early.
≒I find it difficult to get up early.
(『例解 和文英訳教本 (文法矯正編)』P61より)
要するにbad[poor] at~は、基本的に、トレーニング系の物事について使われるのですね。
周に一回ジムに通って早起きのトレーニングしてる、とか、「早起き」はそういうタイプの物事ではないので、bad[poor] at~は使えない、と。
【早起きは苦手】 は 英語 (アメリカ) で何と言いますか? | HiNative
が、このサイトでは、「早起きは苦手」の英語に関して、ネイティブの方が、
I'm bad at getting up early.
という回答を寄せています。
『例解~』でもこうした使い方は「ややおかしい」と書いているだけなので、くだけた会話ではありなのかもしれません。
さて、「朝が苦手」は「朝型の人間ではない」とも言えます。
先のサイトの回答者も書いていますが、他のサイトでも英語の「朝型の人間ではない」という言い方はよく紹介されています。
それがこちら。
I'm not a morning person.
私は朝型の人間ではない。
シンプルで、こちらの言い方の方が覚えやすいですね。
ちなみにですが、bad at~の反対の言い方が「~が得意」のgood at~でした。この前置詞のatをwithにすれば、これもまた便利な表現になります。
例えば、good with childrenなら「子供の扱いがうまい」ですし、good with numbersなら「数字に強い」です。
good with children 子供の扱いがうまい
good with numbers 数字に強い