英語で一時的な状態を表す場合は状態動詞でも現在進行形にできる!~「今日はいつになく親切だね」~

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引き続き、『例解 和文英訳教本』を読み進めます。

今日は、P21~24を読み、状態動詞の進行形について学びました。

状態動詞とは、その名の通り状態や、心理、無意識の知覚を表す動詞のことです。例えば、以下のような動詞が、状態動詞と呼ばれるものです。

belong 属している

differ 異なっている

possess 持っている

resemble 似ている

have 持っている

contain 含んでいる

で、状態動詞についての大事なルールが、状態動詞は原則として進行形にできない、というものです。

これは原則なので、例外があります。この例外が今回読んだ部分の一つのポイントになっています。

be動詞は、典型的な状態動詞ですが、それが進行形になる場合があります。どういう場合かというと、一時的な状態を表す場合です。

(1)(c)You are very kind. 「君は(いつも)とても親切な人だ」

   (d)You are being kind today. 「今日はいつになく親切だね」

(『例解 和文英訳教本』P22より)

また、文法書の『ロイヤル英文法』(P430)には、以下の記述がありました。

You are  being a real bully again.(また弱いものいじめをして)

※ 非難を表すことが多い。

これは状態動詞の一時的な状態パターンの例文ですが、「非難を表すことが多い」とあります。

You are being kind todayも、皮肉と解釈すれば、一種の非難と考えられます。

今回読んだ中で他にへえと思ったのが、もう一つあります。

「スーザンは普段は舞台で赤い服を着るが、今日は白い服を着ている。」(P21)を英訳する課題があるのですが、自分は「赤い服を着る」をwear red clothesと訳しました。

この訳でも問題はないものの、もっと簡単にwear redとすることもできるそうです。これはシンプルでいいですね。