今日から『例解 和文英訳教本』を使って、英語の基本を学び直します。
個人的にへえと思ったことなどメモ的に書いていきます。
今回はP14~17の現在形について解説したところを読みました。
「春になると、わが家の庭にたくさんのバラが咲きます」(P14)を英訳にする問題から始まります。
自分でも驚いたのが「バラ」の英語が出てこなかったこと。
バラよりはるかに綴りが難しく日本語としても普及していないchrysanthemum(菊)が出てくるのに、バラが出てこないのです。
解答を見てroseだとわかり、ずっこけました。「てめえなにメンチ切ってんだよっ!」と聞こえてきて、ビビッて声のした方を見たら幼稚園児が立ってたくらいのあっけなさです。
「ロ・・・ローズくらい知ってたもん」と悪あがきしたいですが、厳しくいえば思い出せないのは知っているとはいえず。
それはそうと、解答例を見てなるほどと思ったのが、「咲く」をcome outで表しているところです。
come outの基本的意味は「隠れていたものが表に現れる」。隠されていた雄しべや雌しべが花びらが開いて出てきた感じ。
(『例解 和文英訳教本』P17より)
自分はblossomを使いましたが、2つの解答例のいずれにも使われておらず。ちなみにもう一つの解答例では、bloomが使われています。
電子辞書の『ジーニアス英和大辞典』でblossomを引くと、以下の記述を発見しました。
(主に桜・リンゴなど食用果樹の)花《◆観賞用植物の花は通例flower, bloom》
また、『アンカーコズミカ英和辞典』でも同様にblossomを引いてみると、
(樹木の華やかな)花が咲く(►栗, モミジなど地味な花にはflowerを用いる).
とあります。
栗, モミジなど…って、なんやねんその例外と思いましたが、いずれにせよ、blossomは基本的に樹木に咲く花に使われることがわかりました。
これは注意すべき点です。
バラの開花にblossomを使った自分の英訳は、英文の心臓部である動詞の使い方を間違っているということで、0点です。
もっと恥ずかしい秘話を暴露すると、解答例でblossomが使われてないのは、想定読者が高校生で、単語として高校レベルではないからだ、と推測しました。
ところが、多くの高校生が愛用する『ターゲット1900』に単語番号1305としてblossomが掲載されていました。
Most cherry trees blossom in the spring.
たいていの桜は春に花が咲く。
(『ターゲット1900 6訂版』P349より。下線などは省略)
自分の英語力は、まだまだ開花しそうにないです。