中国の経済規模は韓国の約10倍!韓国はもはや中国の従属国か?中国との外相会談で露わになる両国の不平等な力関係

スポンサーリンク

中国の青島で行われた韓国と中国の外相会談に関するニュース。

北朝鮮や半導体供給網に関する問題などが話し合われました。

面白いと思ったのは、この報道を見る限り、中国は韓国に対して牽制や、要請をする一方で、韓国は中国に協力を強調したり、頼んだりするにとどまっていること。

両国の主従関係がもろ見えの外相会談でした。

具体的に見ていきます。(日本語訳と強調は当ブログ)

박진 장관은 상호 존중을 기반으로 한 협력관계를 강조한 데 비해 왕이 외교부장은 미국 주도의 반도체 공급망 재편을 우회적으로 견제하는 등 미묘한 기류가 감지됐습니다.

パクチン長官が相互尊重を基盤とする協力関係を強調したのに対し、王毅外交部長はアメリカ主導の半導体供給網再編を迂回的に牽制するなど、微妙な空気が感知されました。

韓国が「相互尊重」や「協力関係」という美辞麗句に逃げているのに対し、中国側は遠回しではあるものの、韓国側を牽制しています。

以下はパクチン長官の言葉。

우리는 자유·평화·번영에 기여 하는 글로벌 중추 국가로서 국익과 원칙에 따라 화이부동의 정신으로 중국과의 협력을 모색해 나갈 것입니다.

我々は自由、平和、繁栄に寄与するグローバル中枢国家として、国益と原則に従い、和して同せずの精神で中国との協力を模索していくでしょう。

「和して同せず」と言うからには、実際にはその反対の付和雷同のきらいがあるということでしょう。

また韓国側が、北朝鮮による核実験などの挑発に中国が建設的な役割を果たすように繰り返し呼びかけた(거듭 당부했습니다)のに対し、中国側は、

이에 왕이 부장은 한반도 평화와 안정을 위해 건설적 역할을 계속하겠다는 의지를 표명하면서도 미국의 적극적인 대북 역할을 요청했습니다.

これに王毅部長は朝鮮半島の平和と安定のため建設的な役割を継続する意志を表明しながらも、アメリカの積極的な対北朝鮮の役割を要請しました

です。

さらに、

반도체 공급망 협의체에 있어 중국은 자국의 안정적인 공급망 수호에 무게를 둔 데 비해 박 장관은 양국의 공급망 협력을 강조했습니다.

半導体供給網協議体においても、中国が自国の安定的供給網の保護に重きを置いたのに対し、パク長官は両国の供給網の協力を強調しました。

と、

韓国側は協力しようと言っているのに、中国側は自国重視で、韓国の国益などどうでもいいようです。

現在、中国は韓国の約10倍の経済力がありますし、韓国経済は中国経済に依存しているので、こうなるのも無理はないのでしょうね。

でも日本人としても笑ってはいられなくて、中国の人口は日本の10倍以上あるので、将来中国の経済規模が日本の10倍ほどになる可能性は否定できません。

そうなった日には、日本も中国に対し、「和して同せずの精神で…」などと言っているかもしれません。

想像すると、あまり愉快ではありませんね。