今日头条というアプリの艺述史というチャンネルで三国時代の諸葛亮(しょかつりょう)の欠点について解説した動画を視聴。
動画では彼の3つの欠点を紹介している。
人使いに関して見る目がない
特に魏延(ぎえん)、関羽(かんう)、馬謖(ばしょく)の悲劇に、諸葛亮の人使いのまずさを見ることができる。
魏延は降将だが、諸葛亮は当初から彼に謀反の心があると見ていた。しかし、魏延は最初から最後まで謀反の意図は表さず、楊儀との確執によって告げ口をされ、謀反のレッテルを貼られてしまったのである。
一方で諸葛亮は、関羽を重用した。しかし、関羽は華容道で曹操を逃し、不注意により荊州(けいしゅう)を失って、最後には命を落としている。
馬謖は諸葛亮のお気に入りの武将だが、お高くとまっており、街亭(がいてい)を失っている。
→赤壁の戦いで東南の風を吹かせたり、諸葛亮は、自然を使うのは上手だが、人事は苦手なようだ。
まずい戦略を独断専行
蜀(しょく)は、三国の中で人口が最も少なく弱小だった。戦乱が続き、飢饉や疫病も加わって民が疲弊しているときに、諸葛亮は6度にわたって北伐を計画している。しかも相手は鋭気を養った強国である。こうした無茶な行軍によって、諸葛亮は蜀の国力、財力を消耗させてしまった。
→死せる劉備、生ける諸葛亮を動かす。劉備が遺言で諸葛亮にプレッシャーをかけたのがいけない。
うぬぼれており、人の意見を聞かない
諸葛亮は三国の中で、最も頭のいい人だが、うぬぼれが強い。人の意見を聞くことが苦手で、南征の際も、馬謖の、敵の心を攻めるべき、という意見も聞かず、強攻策に出た。数度の失敗をしてようやく馬謖の当初の意見を取り入れた。
さらに、諸葛亮は、群臣を押し切って馬謖を街亭に派遣し、それを失っている。
→これはよく言えば、諸葛亮は自分のやり方を信じている。こういう頑固さは一長一短だと思う。ただし、頑固な無能は問題。諸葛亮は、無能ではない。
一生に一度は読みたい三国志本
日本では、三国志というと横山光輝の漫画『三国志』や吉川英治の小説『三国志』、あるいは三国志関連のゲームを思い浮かべる人がほとんどです。
しかし、これらの作品群の元にあるのは中国の四大名著(あるいは四大奇書)の一つ『三国志演義』です。
古典で長大な作品なので、読み通すのは大変ですが、この作品を読めば、本場の中国においても、真に三国志を読んだと胸を張って言うことができますね。
もっといえば、『正史 三国志』というオフィシャルな中国の歴史書がありますが、ここまで手を伸ばせば、もはや三国志オタクと言えるでしょう。
参考:今日头条「艺述史【诸葛亮乃三国完人?身上这三个致命缺点,注定难成大事】」