素食や精進料理を食べるお坊さんがなぜ太っているのか?その原因を中国人が解説

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今日头条(中国)というアプリの艺述史というチャンネルで、肉類を食べないお坊さんがなぜ太っているのかという疑問について解説している動画を見ました。

肉類でなくても脂肪の多い食べ物は多い

肉類はダイエットの敵と考えている人も多いかもしれません。でも実は、肥満の原因はお肉自体というより、それに含まれる脂肪なのです。だから、お肉類を断っても、脂肪を多く含む食べ物を食べていれば、やはり太ります。動画では、お肉以外で脂肪を多く含む食品として、サラダのドレッシング、湯葉、ナッツ類を挙げています。

素食による栄養不良の問題

栄養バランスの悪さが、体内に脂肪を蓄積させることがあります。素食による生活が長期間続くと、体内の栄養バランスが崩れるかもしれません。すると、リン脂質が不足して、脂肪酸が肝臓に入り、脂肪肝を引き起こす可能性があります。また、デンプン等の炭水化物を摂取し過ぎても、太ることになります。

動画では続けて、痩せたくても肉類をまったく食べないというのはよくないといいます。そして、肉は少しだけ食べて、その他のご飯やおかずはしっかり食べることを推奨しています。これは、栄養バランスを保つためでもあるし、肉類をあまり食べないとお腹が空きやすくなるからです。

お坊さんの生活習慣の問題

上記以外にお坊さんが太る理由として、その生活習慣があります。お坊さんは、想像からわかる通り、運動不足になりがちです。長時間座りっぱなしでお経を唱えることも多いです。その結果、体内に脂肪が蓄積していきます。

勉強で太る?

動画ではここで、解説者が自身の経験を紹介します。自身が学生だった頃、クラスには大学院の受験を考えている同級生が多くいました。彼らはまだ外の暗いうちから自習室に向かいます。そして、座りっぱなしのまま夜の11時12時になり、ようやく睡眠を取りに帰ります。そんな同級生たちに、大学院の受験が終わった後に会ってみると、なんとみんな太っていたのです。

とはいっても、お坊さんの食生活って健康的そうですよね。『お寺のごはん』という本を試し読みしてみると、奈良時代から、最も長寿な職業はお坊さんであるそうです。今回紹介した話は、中国人の語る中国のお坊さんのことなので、日本だと事情がまたちょっと違うかもしれません。なんといっても中国では野菜炒めにも大量の油を入れますから。

 

参考:今日头条「艺述史【和尚为啥多是胖子?就他们的生活方式,吃素也能吃出三高】