『イラスト図解 よくわかる気象学』(中島俊夫著)を使って気象予報士試験対策をしています。
本日はエアロゾルについて勉強しました。
エアロゾルとは何か?
空気中に浮遊する微粒子は総称してエアロゾルと呼ばれます。
エアロゾルは、もっとラフに言えば、空気中に舞っている小さいつぶつぶのことです。
工場の煙突や、排気ガスとして車から排出されるつぶつぶ、空気中に舞った土ぼこりもそうしたつぶつぶの一つですし(黄砂は有名ですね)、花粉もそうです。
火山の噴火によってもつぶつぶは空気中にばらまかれますし、海のしぶきが蒸発して残った海塩粒子もつぶつぶです。
中国やインドの、大気汚染でかすんだ都市部の映像をよくみかけますが、それもこうしたつぶつぶによるものです。
陸上と海上における大きさと数の違い
陸上と海上とでは、エアロゾルの大きさや数に違いがあります。
陸上では、海上に比べてエアロゾルは多く、その大きさは比較的小さいのが特徴です。
陸上→数が多く、大きさは小さい
一方、海上では、陸上に比べてエアロゾルは少なく、その大きさは比較的大きいのが特徴です。
海上→数が少なく、大きさは大きい
試験対策としては、これを覚える必要があります。僕は以下のように、ゴロ合わせ(みたいなもの)で覚えています。
陸上多小、海塩だい
「陸上多小(りくじょうたしょう)」で「陸上では多く、小さい」。
「海塩だい」は「うみしおだい」と呼んで、「海上では少なく、大きい」です。「塩(しお)」は「少(しょう)」のことで、「だい」は「大」ですね。
二つとも書きましたが、「陸上多小」と「海塩だい」のどちらか一つを覚えておけば、もう一方はその反対なので、労力は省けると思います。
例えば、「海塩だい」で海上では少なく大きいのなら、陸上ではその反対で多く小さいのだな、と。
エアロゾルの大きさによる分類
エアロゾルは大きさによって3つに分けられています。
①エイトケン核(半径0.005~0.2㎛)
②大核(半径0.2~1㎛)
③巨大核(半径1㎛以上)
(『イラスト図解 よくわかる気象学』P138より)
㎛は「マイクロメートル」と読み、1000分の1mmのことです。
これらについても、僕は意味のわからないゴロ合わせで覚えています。
オレはこれにまいるさ、英検班
大核半鬼1番怖い
「オレはこれにまいるさ」で「0.005~0.2㎛」、「英検」で「エイトケン核」、「班」は「半径」のことです。
意味は、英検対策クラスの厳しさにまいったとか、英検クラスに参加しよう(まいろう)など。覚えるのが目的なので、自由です。
「大核半鬼~」の方は、「半」が「半径」、「鬼1番」で「0.2~1㎛」。これ以上大きいものについては巨大核、と覚えておきます。
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