アルべドを超わかりやすく簡単に解説【気象予報士試験】
『イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。
今日はアルベドについて学習しました。
アルべドとは?
アルべドとは、入射光と反射光のエネルギーの比のことです。
一言でいえば、反射率のことです。
具体的には、入射放射量分の反射放射量に100を掛けたものです。
入射放射量/反射放射量×100
ちなみに、英語ではalbedoと書き、アルビードゥと発音します。実は反射率以外の意味もあって、ミカンなど柑橘系の果物の外の皮と果肉の間にある白い繊維質のものもアルべド(albedo)と呼ばれます。
地球全体のアルべド
地球全体のアルべドは、
30/100×100=30
の30%です。
これは地球全体でみた場合の数字で、雲や地表面など個別にみると、数字は様々です。
例えば、厚い雲のアルべドは高いですが(70~80%)、草地のアルべドは低いです(10~25%)。
黒い服とアルべドの関係
夏に黒い服を着るとより暑く感じるのは、このアルべドが低いのが理由です。逆に白色はアルべドが高めになるので、暑さ対策には有効です。
アルべドと、地球の寒冷化と温暖化の関係
白色といえば、例えば地球が寒冷化して地球に占める雪氷(せっぴょう)の割合が増加するとアルべドも高くなり、寒冷化が加速する効果があります。
逆に温暖化で雪氷が減少すればアルべドが低くなり、温暖化が加速します。
気象予報士試験のオンラインスクールの紹介
気象予報士試験に合格されている中島俊夫氏が書かれた『イラスト図解 よくわかる気象学』を使って学習しています。漫画付きで、とてもわかりやすいです。
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※講師や講座内容は変更されることもあるかもしれないので、各自で内容を確認の上でお願いします。