放射平衡温度について超わかりやすく簡単に解説【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。

今日は、放射平衡温度について学習しました。

放射平衡温度とは?

地球は太陽からの熱エネルギー(太陽放射)を受け取る一方、地球も熱エネルギーを放出しています(地球放射)。

地球が太陽から受け取る熱エネルギー量と地球から出ていく熱エネルギー量が等しいときの地球の温度のことを放射平衡温度(ほうしゃへいこうおんど)といいます。

太陽放射量100の内の30は反射して宇宙に出ていく

地球に入る太陽放射量を100とした場合、その内の30は大気や地表面に反射して宇宙に出ていきます。

残り70の内20は大気などに、50は地表面に吸収される

太陽放射量100から大気や地表面に反射して宇宙に出ていった分を引いた残りの70の内、20は大気などに、そして50は地表面に吸収されます。

結局、地球に入ってきた太陽放射量100の内50が地表面に吸収されます。

地表面からの地球放射は温室効果気体に吸収され再放射される

地表面からの地球放射は、大気中の水蒸気や二酸化炭素といった温室効果気体によって吸収され上と下に向かって再放射されます。

そのうち上向きのものはそのまま宇宙に出ていき、下向きのものは地表付近の気温を上昇させることになります。

この効果を温室効果といいます。

地球が受け取る太陽放射量70=地球から出ていく放射量70→放射平衡

結局、地球が受け取る太陽放射量は70(30は雲や大気などに反射して出ていく)で、最終的な地球からの放射量は70で、二つの数字が釣り合います。

この状態を放射平衡と呼び、そのときの地球の温度が放射平衡温度です。

放射平衡温度の具体的な値は288K、つまり15℃です。

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