熱圏の特徴とその高度の覚え方(超簡単!)【気象予報士試験対策】

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『イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。

今日は中間圏に続き、熱圏について勉強しました。

熱圏の高度

地表から、対流圏、成層圏、中間圏ときて、その次にくるのが熱圏です。

中間圏の天井、つまり中間圏界面(高度約80km)から、500kmまでが熱圏です。

熱圏の特徴

高度が上がるほど気温も上がるというのが、熱圏の特徴です。

その原因は、熱圏にある電離層です。電離層では、酸素や窒素が電離(原子や分子が電気を帯びること)した状態で存在し、それが気温上昇の原因となっています。

電離について詳しくは『イラスト図解 よくわかる気象学』を参考にしてください。

さて、問題は熱圏の高度です。熱圏の高度は、約80kmから500kmです。この数字を記憶するための語呂合わせを作成しました。

その名も「日本一暑苦しい熱圏の高度の覚え方」です。

日本一暑苦しい熱圏の高度の覚え方

熱圏は、晴れて高温高熱だ

晴れて(80km)、高温(500km)、高熱だ

「高熱だ」で、高度が上がるほど気温も上がるという事実も記憶することができます。

熱圏のヤバい気温上昇

熱圏の気温は、高度約80km付近で-90℃、それが500kmほどになると約700℃にまでなります。

ただし、実際には、これだけの熱さは感じられないようです。

熱圏の温度は、あくまでも分子の平均運動量によって定義される。分子の密度が地表と比べてきわめて低いため、実際にそこに行っても大気から受ける熱量は小さく熱さは感じられないはずである。

 (Wikipedia「熱圏」より)

国際宇宙ステーションや人工衛星はこの熱圏在住で、オーロラもこの場所で発生します。ロマンのある場所、それが熱圏です。

「熱圏」を英語でどう言う?

「熱圏」は、英語でthermosphere(サーモスフェア)です。

熱圏 thermosphere

☆☆☆

The thermosphere is shrinking. 

熱圏は縮小している。

気象予報士試験のオンラインスクールの紹介 

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