2021-06-16から1日間の記事一覧

『蘇軾 その詩と人生』(海江田万里著)の終章を読了しての感想~最後まで人生において大切なことを見失わなかった人~

『蘇軾 その詩と人生』(海江田万里著)の終章を読了しました。 政敵によって海南島送りにされ、そこで一生を終える覚悟でいた蘇軾ですが、何と哲宗が25歳の若さで死去することで状況は一変します。 哲宗の腹違いの弟、端王趙佶(たんおうちょうきつ)が徽…

『蘇軾 その詩と人生』(海江田万里著)の第6章を読んだ感想~蘇軾は中国のロビンソン・クルーソー?~

『蘇軾 その詩と人生』(海江田万里著)の第6章を読了しました。 前回の記事で、蘇軾が黄州での事実上の流刑生活を終えたことについて、ロビンソンクルーソーが無人島からの脱出に成功したときのように名残惜しいと感想を述べました。 ところが、今度は本当…