「五分五分」を英語でどう言う?
「五分五分」を英語でtoss upと言います。
toss up
トス アップ
五分五分
今、ちょうどアメリカの大統領選挙が行われていますが、関連報道でこのtoss upが頻繁に登場します。日本語でいえば、「接戦」、「拮抗」に当たる感じで使われているようです。例えば、
Arizona will not be a toss up.
アリゾナは接戦とはならないだろう。
toss upの本来の意味は、「コイン投げ」。
コイン投げでは、表が出るか裏が出るかは五分五分なので、上記のような意味にもなるんですね。
ちなみにtoss upでなく、the tossでも「コイン投げ」という意味になります。
win the toss コイン投げに勝つ
lose the toss コイン投げに負ける
toss upを使った例文をもう一つ挙げておきます。
I think it's a toss up whether he will win or not.
彼が勝つかどうかは、五分五分だと思います。
「 toss up」の後ろにくる前置詞は?
toss upの後ろには、「between+名詞or動名詞」が来ます。 つまり、
a toss up between〜 〜と〜とは五分五分だ
文脈により「五分五分」のところには「拮抗」や「接戦」を入れてもよいと思います。
Florida is a toss up between Donald Trump and Hillary Clinton.
フロリダ州は、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンとの接戦だ。
「a toss-up state」の意味は?
アメリカ大統領選挙に関する報道では、「a toss-up state」という表現もよく見かけます。stateは「州」の意味ですから、直訳すると五分五分州・・・、
日本語的には、「激戦州」もしくは「激戦区」と訳すのがよいですね!
toss-up stateと同じようなものに、swing stateという表現もあるようです。
スイング・ステート(Swing state)とは、アメリカ合衆国大統領選挙において、選挙の度に共和党・民主党の間で勝利政党が変動する州を指す言葉である。「揺れる州」「揺れ動く州」「激戦州」とも呼ばれる。
色々あって面白いですね。
やはり語学学習では、相手国の文化を知ることも大事です。上級になればなるほど、背景知識の有無が語学力を左右するようになります。自分ももっと頑張らねば。
今日は「五分五分」の英語でした。
お疲れ様です。
てか、トランプ当選しそう(笑)