ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本
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ノマドって、煩わしい人間関係はほぼないし、ネット環境さえあれば旅をしながらだって仕事ができる、比較的自由な労働形態の一つだ。僕もできるなら、ノマドというかたちで生きていけたらな、と思う。だってやっぱり自由がいいから。
んで、色々とノマドについて調べてみた。するとノマドという働き方と相性の良いスキルというか、職業が見えてきた。一言で言えば、「言葉」に関わる職業だ。
なぜ「言葉」に関わる職業がノマドと相性が良いかと言えば、言葉は電子データとして扱うことができるので、ネット上で取引ができてしまうからである。
「言葉」に関わる職業の代表的なものを三つ挙げてみる。
1. プログラマー
「プログラミング言語」と言われるだけに、プログラマーというのは、言葉を扱う職業だ。プログラミングを文章を書く作業になぞらえる人もいる。ゆえにノマドと相性が良く、そういうかたちで働いている人も多くいる。腕が良ければ、かなり稼げる職業でもある。
あとの残りの二つにはないプログラミングの強みは、世界共通のスキルということだと思う。プログラミングができて、語学力などその他の条件をクリアしていれば、外国で雇ってもらって働くことだってできてしまう。
2. 実務翻訳者
意外に知られていないのが、実務翻訳という仕事。実務翻訳というのは、企業や官公庁で発生する各種の文書を翻訳する仕事である。小説やノンフィクションを訳す出版翻訳とは区別される。
実務翻訳者は、語学力だけでなく、医療、法律、金融などの各種の専門知識や、高度な日本語力も必要とされるけど、ノマドとの相性もいい。
翻訳会社などに登録し、そこから仕事を受注する、というのが一般的みたいである。そしてこれはネット環境さえあればできること。もちろん翻訳会社を介さずに顧客から直接仕事を受注するというやり方もある。クレーム対応なども自分でしなければならないが、その分受け取れる報酬は高い。
3. ライター
そしてもちろん忘れてはいけないのが、ライター、つまり物書き。言葉を扱う最も代表的な職業である。ネットの普及と出版不況で、かつてより稼ぎにくくなっているようにも見えるし、逆にWEBライターやアフィリエイトみたいなことをして、個人でも文章を書いて簡単にお金を稼げるようになっているようにも見える。よくわからない。文章コンテンツに対する需要がある限り、稼げるか稼げないかは別として、ライターという職業もなくならないと思う。
ポイント
この三つの職業の良い点は、向き不向きはあるにせよ、努力で何とかなる職業というところだ。ノマド、言い換えれば、フリーランスは、作曲家、画家、歌手など、才能による職業と関わりが深い。その中でも上の三つの職業は、凡人でも努力すればなれてしまうものである。才能がなくても、ノマドにさせてくれるありがたい技術だと思う。めぼしい才能もないので、僕も「言葉」を鍛えていきたい。
ノマドへの入口は探せばいくらでもありそう。