ここ数年の中国の躍進には、目を見張るものがありますね。10年以上前からも経済の高成長は続いてますが、ここ数年は、「~において米国を上回る」系のニュースが増えてきた印象です。つい最近まで、韓国(企業)の躍進が何かとよく報じられていましたが、今はすっかり中国の影に隠れてしまいました。
動画前半の内容は、アメリカが発表した衛星写真をみると、インドの夜は中国よりも明るいがなんでやねん、というものです。電力設備量はインドの5倍やのに、と。ネット民が関連資料を調べたところ、その画像は修正加工されたものと判明、ということです。
それはともかくとして、ここでも他に中国に関する数字が、紹介されます。例えば、中国の2017年の総発電量は、6.5兆キロワット。これは、世界の総発電量の4分の1にあたり、アメリカの1.5倍です。これも、アメリカの人口が約3億人で中国の約4分の1であることを考えると、不思議なことでもないですが、改めて「中国の量」にびっくりします。
もし世界に4つの電球があるとしたら、その1つを点灯させているのが中国という・・・もうギョウザ1日何個やんねんと叫びたくもなります。
こういう文脈でよく言われるが、総量では多いが、1人当たりではそうでもない、というものです。それは電力に関しても言えて、中国1人当たりの発電量は、2014年時点では、アメリカの3割にとどまります。
これを知って、「ほなたいしたことないな」と思う人と、「ということはまだまだ発電量が伸びる余地があるんか」と思う人がいるかと思いますが、仮に後者の立場で未来を想像すると、割りに日本にとって複雑な世界になりそうです。