気象予報士試験をいつか受けようと思ってコツコツ勉強をしています。
今日は、ブルーバックスの『図解・気象学入門―原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』を少し読み進めました。
雨粒、霧雨の粒、雲の粒のそれぞれのサイズについて知りました。
雨粒のサイズは、だいたい半径1~2mmであるようです。
落下する水滴は、半径が1mm程度までは図2-1のBのようにほぼ球形ですが、サイズが大きくなると、空気の抵抗のため下側が平らにつぶされてきます。半径が2mmを超えると図のCのようにつぶれたまんじゅうのような形になり、いくつもの水滴に分裂するものも現れ始めます。水滴の大きさは、せいぜい半径3mmになるのが限界です。ですから、雨粒の大きさは、典型的な雨では半径1~2mmくらいと考えてよいでしょう。
(古川武彦・大木勇人著『図解・気象学入門―原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』P56より)
一方、霧雨の粒は、半径0.1mm。
半径0.1mmの霧雨のサイズでも、上昇気流が弱ければ雲からゆっくりと落ちてきます。しかし、小さな水滴は、雲から出て落ちてくる途中で飽和していない空気にふれたとき、容易に蒸発してなくなってしまいます。霧雨が地上にまで落ちてくるのは、雲が特に低いところにある場合だけです。
(同書P57より)
雲の粒に関しては、本書では、0.01mmとされています。(P11)
まとめると、次のようになりますね。
雨粒のサイズ→半径1~2mm
霧雨の粒のサイズ→半径0.1mm
雲の粒のサイズ→半径0.01mm
もちろん、これらは典型的なサイズのことで、それぞれもっと大きなサイズや小さなサイズも存在します。
数字だけみるとどれも似たり寄ったりに思われますが、イメージで見ると雨粒がどれだけ大きいかがわかります。
本書にはイメージが載せられているので、ちょっと紹介します。
じゃん。
(同書P57より)
雲の粒のサイズのところにちょっと変な線が見えますが、これは髪の毛ではなく書き込みの線です、すいません。
こうして見ると雨粒って巨大です。雨粒を中央に持ってきたら、もはや何のイメージか判別不能になります。
さて、気象予報士試験を受けるにあたって、上記の数字を覚える必要があるかどうかはともかく、頭に入れておくと何かと便利なので、僕はできる限り覚えることにしています。
といっても、どれも似たり寄ったりの数字で、そのまま覚えるのは大変。だから自分はいつもゴロ合わせを作って、覚えています。ヒドいゴロ合わせでも、そのまま覚えるよりは長く頭に残りやすく、ずっとましだと感じます。
需要があるかわかりませんが、そのゴロ合わせをここで紹介しましょう。
まずは雨粒から。
雨はんいつもミリメートル
(はん→半径 いつも→1~2(2は英語のワン、ツ、スリーのツーと考えます))
続いて霧雨。
霧雨零か?
零(れい)→0.1(霧雨はサイズが小さいので、ないのか?(0か?)のイメージです)
最後に雲の粒。
大いなる雲の粒
大い→0.01
これらを一つにまとめて、
雨はんいつもミリメートル、霧雨零か?大いなる雲の粒
と覚えます。
覚えやすいと思った方はどうぞ自由に活用してください。
『図解・気象学入門―原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』は気象学の入門書として非常に優れているので、興味のある方は一読をおすすめします。
以上、粒のサイズの話でした。