ウィーンの変位則を超わかりやすく簡単に解説!(語呂合わせ付き)【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。

今日はウィーンの変位則について学習しました。

ウィーンの変位則とは?

ウィーンの変位則は、地球や太陽などの黒体(電磁波を完全吸収する仮想的な物体)に関して成り立つ法則で、以下のように表されます。

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λmaxのλは「ラムダ」と読み「波長」を意味するので、λmaxは「最大の波長」を表します。Tは「絶対温度」です。

電磁波は波として表すことができます。その波の山から山まで、あるいは谷から谷までの長さが、波長です。波長が短い順に、紫外線、可視光線、赤外線であるということは以前の記事で書きました。

yaseteru.hatenablog.com

 

ウィーンの変位則では、式のTに黒体の絶対温度を代入することで、どの波長の電磁波のエネルギーが最大となるのか、ということがわかります。

ウィーンの変位則の覚え方

ウィーンの変位則の語呂合わせを作成したので、紹介します。

Tバックににやけるな

分母のTがTバックで、2897が「にやけるな」です。

地球のλmaxを求める 

地球の表面温度は300Kなので、その数字をTに代入すると、300分の2897ですから、約9.7となります。

9.7㎛(マイクロメートル)は赤外線の波長領域に属します。

以上より、地球の放射する電磁波の中で、赤外線が一番エネルギッシュだということがわかりました。

表面温度が高いほど最大となる波長は短くなり、逆に表面温度が低いほど最大となる波長が長くなる、ということも頭に入れておきます。

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