『イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。
今日は比容について学習しました。
比容とは?
比容とは、物質1kgあたりの体積のことです。単位は㎥/kgで、記号はaです。
比容と密度を掛けると1になる
密度は、物質1㎥あたりの質量(記号:kg/㎥)のことでしたが、同じ物質の場合、この密度と比容を掛けると1になります。
具体的に比容を計算して出してみる
例えば、ここに体積3㎥で質量が6kgの物質があるとします。
さてこの物質の比容はいくらでしょうか?
比容は物質1kgあたりの体積のことなので、「3÷6」で「0.5」、つまり比容は0.5㎥/kgとなります。
では密度はいくらでしょうか?
密度は物質1㎥あたりの質量のことなので、「6÷3」で「2」、つまり密度は2kg/㎥となります。
以上より、体積3㎥で質量が6kgの物質の比容は0.5㎥/kg、密度は2kg/㎥とわかりました。
ここで比容の0.5と密度の2を掛けると、確かに1となることがわかります。
比容×密度=1
「秘密(比密)は1」という語呂合わせで覚えます。
比容×密度=1の変形
比容をa、密度をρとすると、比容×密度=1は、
aρ=1
となります。
ここで「a=~」の式に変形すると、
a=1/ρ(ρ分の1)
となることも頭のすみに入れておきます。
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