飽和と飽和水蒸気量を映画館のイメージでわかりやすく簡単に解説【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。

今日は飽和について学習しました。

飽和とは?

飽和とは、その空気が含むことのできる限界まで水蒸気が含まれている状態をいいます。

空気は温度により含むことのできる水蒸気量が変化する

空気に含むことのできる水蒸気量は温度によって変化します。

温度が高くなると含むことのできる水蒸気量は増え、温度が低くなると減ります。

そして、その空気が含むことのできる最大水蒸気量を飽和水蒸気量といいます。

映画館のイメージで理解する飽和と飽和水蒸気量

飽和や飽和水蒸気量は、映画館のイメージで考えると理解が容易です。

空気は映画館内のひとつの部屋(劇場)です。

その部屋には多数の座席がありますが、この座席が各水蒸気のための座席です。

この座席の数は部屋の温度が上がると増え、温度が下がると減ります。

数字は適当ですが、部屋の温度が30℃のとき座席が20あるとします。

つまり、空気の温度が30℃のとき水蒸気は20までしか収容できないということです。

この座席数が、飽和水蒸気量です。

部屋の温度が30℃で座席が20あり、その20の座席のすべてに水蒸気が座っています。つまり、満席です(飽和状態)

ここで部屋の温度が下がるとします。すると部屋の座席は減ります。

こうなると今まで座れていたのに座れなくなる水蒸気が出てきます。

そうした水蒸気は立つしかありません。

この立つはめになった水蒸気は実はもはや水蒸気ではなく水滴になっており、これがです。

つまり、ある温度で空気中に水蒸気として含まれていたのに、温度が下がったために飽和水蒸気量が減り(座席が減り)、凝結して水滴にならざるをえなくったものが雲です。

そして、水蒸気が凝結して水滴となり始める温度のことを露点温度(ろてんおんど)といいます。

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