大気の安定と不安定を焼きたてのパンで超わかりやすく簡単に解説【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』で気象予報士試験の準備中。

今日は、大気の安定、不安定について学習しました。

「大気が安定」とは?

「大気が安定」とは、冷たくて重たい空気の上に暖かくて軽い空気のある状態をいいます。イメージとしては、焼きたてのパンが冷たい鉄皿の上にある状態です。

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「大気が不安定」とは?

「大気が不安定」とは、暖かくて軽い空気の上に冷たくて重い空気のある状態をいいます。

以下が焼きたてのパンと鉄皿でのイメージです。

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お店で注文したパンがこの状態で出てきたら、気持ちもどことなく不安定になります。そしてパンを皿の上に載せたくなります・・・・

大気が不安定なとき、起きること 

大気が不安定なとき、冷たく重たい空気が下へ、そして暖かく軽い空気が上へいこうとする動きが生じます。

そのとき、上昇気流(上に向かう空気の流れ)と下降気流(下に向かう空気の流れ)が発生し、上昇気流のところに雲が発生します。

パンと皿のイメージでは、以下になります。

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現実と比喩が混じって意味不明ですが、もちろん、焼きたてのパンは「暖かく軽い空気」のことで、冷たい鉄皿は「冷たく重たい空気」のことです。焼きたてのパンは上昇気流として上へ移動し、雲を発生させています。 

あの夏の入道雲は、席替えでできていた 

このように、「冷たく重たい空気」と「暖かく軽い空気」の席替え時のように、鉛直方向(縦方向)の上昇気流に生じる雲のことを対流雲(たいりゅううん)といいます。

あの夏の入道雲は、対流雲の一つです。 

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気象予報士試験に合格されている中島俊夫氏が書かれた『イラスト図解 よくわかる気象学』を使って学習しています。漫画付きで、とてもわかりやすいです。

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※講師や講座内容は変更されることもあるかもしれないので、各自で内容を確認の上でお願いします。