シャルルの法則を超わかりやすく簡単に解説【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』を使って気象予報士試験の準備中。

今日は、理想気体の状態方程式について学習しました。

ズバリ、理想気体の状態方程式とは?

P=ρRT

ズバリこれが、理想気体の状態方程式です。

日本語に翻訳すると、

圧力=密度×気体定数×絶対温度

となります。つまり、Pは圧力、ρ(ギリシャ文字で「ロー」と読む)は密度、Rは気体定数、Tは絶対温度のこと。

この式から「わかること」は後で説明するとして、まずはこの式を覚えましょう。ということで語呂合わせを作成しました。

P=ρRT

プレッシャーは密度のある所

プレッシャー(P)は(=)密度(ρ)のある(R)所(T)

人混みでプレッシャー(圧力)を感じるイメージです。

この式からは二つの重要なことがわかります。一つは、圧力を一定にした場合の密度と絶対温度の関係です。

こっち上げたらあっち下がるシャルルの法則

まずこの式のRは気体定数なので、一定の数字が入ります。気象予報士試験では「287」です。この数字を乾燥空気の気体定数といいます。

さらにここで、Pにも定数が入るとします。

◎=ρ●T

定数の部分を二つの記号◎●で固定しました。この部分の数字は変わらないということです。

ここで、ρ(密度)が上昇する(数字が大きくなる)とどうなるでしょうか?

◎は一定、●も一定なので、Tが減少(数字を小さくする)しないとイコールの関係が崩れてしまいます。なので、この式において、ρの値が大きくなれば、Tの値は小さくなります。 

逆に、ρの値が小さくなれば、同じくイコールの関係が崩れないようTの値が大きくなります。

これを言葉で言い表すと、圧力が一定の場合(気体定数Rももちろん一定)、密度が大きくなると絶対温度は低くなる、です。

あるいは、圧力が一定の場合、密度が小さくなると絶対温度は高くなる、です。

さらにカッコよく簡潔にいうと、圧力が一定の場合、密度と絶対温度は反比例の関係にある、です。

この法則は、シャルルの法則と呼ばれます。 

シーソーのイメージで覚えるシャルルの法則 

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覚え方は写真の通りで、圧力が一定の場合、ρ(密度)が大きくなればT(絶対温度)は下がる、逆にρが小さくなればTは上がります。

これがシャルルの法則ですが、法則はもう一つあります。それについては以下の記事で説明しています。

yaseteru.hatenablog.com

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※講師や講座内容は変更されることもあるかもしれないので、各自で内容を確認の上でお願いします。