絶対温度(ケルビン)と摂氏の関係を超わかりやすく簡単に解説【気象予報士試験対策】

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イラスト図解 よくわかる気象学』を使い、気象予報士試験の準備中です。

 今日は、絶対温度と摂氏の関係について学習しました。

摂氏って何?

母ちゃんから「今、何度?」って聞かれて答える時の温度の単位です。普通の人が普段使っている温度の単位。「今、何度?」って聞かれて「293ケルビン」(←絶対温度)って答える人は、あまりいないと思います。摂氏は、セルシウス温度とも言います。

なぜ「摂氏」?

セルシウス温度のセルシウスは、スウェーデンの天文学者の名前、アンデルス・セルシウスが由来です。摂氏は、彼の中国語名「安德斯·摄尔修斯(ān dé sī   shè ěr xiū sī)から来ています。だからもし、源頼朝が今の摂氏に当たるものを考案していたら、

「今、何度?」

「源氏23度」

みたいなことになっていたかもしれません。

絶対温度(ケルビン)って何?

絶対温度は、原子や分子が熱運動を止める温度を0スタートにした温度の単位です。原子や分子は普通、ぷるぷる振動したり不規則に飛び回っています(熱運動)。しかしあるところまで温度が下がると(摂氏-273度)、ピタっとほとんど動きがなくなります。この温度を0スタートにしたのが、絶対温度です。

だから摂氏-273度は、絶対温度では0ケルビンです。 

-273℃(度)=0K(ケルビン)

ちなみに、摂氏は、氷が解ける温度を0スタートにしています。

要するに摂氏と絶対温度の違いって・・・?

どれくらいの熱さ冷たさを0スタートにするか、という違いです。原子や分子がほぼ動かなくなる温度を0スタートにするか(絶対温度)、氷が解ける温度を0スタートにするか(摂氏)。 

とすると、「10Kは摂氏何度か?」、「摂氏23度は何Kか?」みたいな換算の問題が出てきます。というわけで、次の換算式を覚えてください・・・

摂氏を絶対温度に直したいときは、

K=℃+273

絶対温度を摂氏に直したいときは、

℃=K-273

 (『イラスト図解 よくわかる気象学』P24より)

というのはキツいですね。いや、まだ暗記するものとして楽な方だけど、試験終えたすぐ忘れそうなタイプ。

そこで、試験後も末永く記憶に残るような、語呂合わせを考案しました。その名も「日本一美味しい絶対温度と摂氏の関係の覚え方」です。

日本一美味しい絶対温度と摂氏の関係の覚え方

ケルビンよ 拙者に食わせてツナサンド

拙者はな ケルビン引くほどツナサンド

K(ケルビンよ)=℃(拙者(せっしゃ)に)+(食(加)わせて)273(ツナサンド)

℃(拙者はな)=K(ケルビン)-(引くほど)273(ツナサンド)

「ケルビンよ」はケルビンという人への呼びかけ。℃は摂氏のことだから「せっしゃ」。「引くほど」の「引く」は、ドン引きの「引く」。ケルビンさんがドン引きするほどツナサンドが好き、食べたい、というイメージです。

気象予報士試験のオンラインスクールの紹介 

気象予報士試験に合格されている中島俊夫氏が書かれた『イラスト図解 よくわかる気象学』を使って学習しています。漫画付きで、とてもわかりやすいです。

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※講師や講座内容は変更されることもあるかもしれないので、各自で内容を確認の上でお願いします。