時間にルーズな人が嫌いな人が付き合うべき、とある職業に就く人々とは?

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世の中には、〈時間に厳しい人〉と〈時間にルーズな人〉という2つのタイプの人が存在する。

どちらのタイプになるかは性格によるところが大きいかもしれないが、どんな職業に就いているか、ということとも深い関係があるようだ。

いかにしてキャビンアテンダントと知り合うか《交際のメリットとデメリット》」(YouTube)という動画(原題は「如何認識空姐《交往好處和壞處》」では、飛行機の中で飲食等のサービスを提供してくれる人たち、いわゆるキャビンアテンダント(客室乗務員)の特徴が述べられている。

その1つとして挙げられているのが、「時間をよく守る」ということだ。

動画内で解説をしている、台湾のキャビンアテンダントであるYuviaさんは、自分たちのことを「時間を守る良い子」と表現する。

基本的に私たちは時間を守る良い子です。だから私たちとデートをする際は遅刻を恐れる必要はありません。

(1:35~、筆者訳)

これは職業柄ということだろう。キャビンアテンダントが太平洋上空で「申し訳ありません、渋滞で遅れてしまいました」と、駆け込み搭乗することはできない(もちろんキャビンアテンダントでなくてもできないが)。動画にも、「私たちは時間を守るように訓練されている(We are trained to be punctual)」という英語字幕が付されている。

これが事実なら、CA(キャビンアテンダント)というのは、時間にルーズな人が嫌いな人が付き合うのにピッタリの職業の人々だ。

もちろん、異性と付き合うにあたって、どれだけブスで性格が悪くても時間厳守でありさえすればいい、という人は多くはないだろうが、ちょっとした参考にはなりそうである。

とはいえ、この「職業柄」は、一方でデメリットにもなってしまうのが、残念な点だ。動画のYuviaさんは言う。

私たちは時間に正確なので、デートには遅刻しません。しかし、時間に正確すぎ、仕事においても絶対遅刻できません。たとえ友人と楽しい時間を過ごしていても、(時間になれば)やはりそこを離れなければなりません。

 (2:40~、筆者訳、カッコ内は筆者補足)

時間に忠実ということは、時間と主従関係を結んでいるようなものだ。その人にとって時間は主人であり、主人には厳格に従わなければならない。

待ち合わせにはよく遅れるが、デート中のカフェで「仕事に遅れない?」と気にかけると「少しくらい遅れたって構わないわ」とこたえてくれる恋人。

待ち合わせには絶対遅刻しないが、こちらが「遅れない?」と問うまでもなく「8:00。時間が来たわ。じゃあまた来週ね」とまだ冷めぬ飲みかけのコーヒーを残して、そそくさと立ち去っていく恋人。

あなたはどちらのタイプの恋人がお望みだろうか?

時間に遅れる人に腹立って仕方がない人は、どちらかというと後者に属するキャビンアテンダントを恋人に持つべきである。 

最後に付け加えておくと、時間に遅れる人は必ずしも悪意(あるいは怠け)があって遅れているわけではなく、ADHDと呼ばれる一種の発達障害が原因になっていることもあるようだ。

そういう人に対して、ただ感情的に強く当たるのはちょっと気の毒かもしれない。