中国で豚肉価格が高騰。前年同期比で46.7%増。中国人が見出したチャンスとは?

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中国で豚肉の価格が高騰しているようですね。


[中国财经报道]8月CPI同比上涨2.8% 猪肉价格同比涨幅达46.7%| CCTV财经

前年同期比で46.7%価格が上昇という、絶対消費者に実感されているであろう水準です。

日経新聞にも記事が出ていますね。

豚肉の小売価格が47%上昇したのが主因だ。豚肉だけでCPIを1.08ポイント押し上げた。豚肉の値上がり幅は7月(27%)から20ポイントも拡大した。国家統計局によると、豚肉の卸売価格は値上がり幅がさらに大きく、8月末は1年前の約2倍だ。

中国、豚肉高騰で物価上昇 8月2.8% :日本経済新聞)より

小売価格は1年で約47%上昇で、卸売価格では倍増です。原因は、米中の貿易戦争かと思いきや、そうではなく、アフリカ豚コレラが主因のようです。

政府も補助金や養豚保険の提供など、養豚企業が積極的に事業を拡大しやすいような施策を実施しています。供給を増やして価格の上昇を迎えようってことですね。

中国の友人に豚肉の価格上がってるらしいねって話題を振ってみたら、「上がってるねえ」と即答。

いわく、衛生局が衛星基準に達していない養豚場の豚の出荷を許さないので、健康な豚でも出荷できなかったりするのだとか。子豚は成長するまで出荷できないし、成長した豚でもコレラに罹っていたりするし、と。

「まあ、周りの人は別に何とも思ってないけどね」

と、豚肉価格1.5倍くらいは平気な模様。

「豚肉の品質が上がる良い機会かもしれないね」

とポジティブなことを言ってみる。

「そうだよ。野菜食べてダイエットするよ。最近めっちゃ太ったんだよね」

なるほど、ダイエットするチャンスという見方もあるんですね。豚肉価格の上昇率にビビりましたが、何事も良い面があるものです。