ムンジェイン大統領の笑顔の重み

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「やんのかこら」

というわけで、今日は韓国のムンジェイン(文在寅)大統領の笑顔について書きたいと思います。

なぜかというと、今日の明け方の夢に彼が目の前に現れたからです。

ムンジェイン大統領のいつものあの笑顔で「やんのかこら」と言われました。たぶん最近のレーダー照射問題に関する連日の報道を見ていた影響かと思われます。もっともその「やんのかこら」は日本語の挑発の意味ではなく、単に彼の口にした韓国語がそう聞こえただけなのかもしれません。残念ながら夢から覚めてしまった今となっては確かめるすべはありません。

夢を見てあらためて思ったのですが、彼のチャームポイントはやはりあの笑顔ですね。首脳会談など、大事な場面ではつねに笑顔を絶やさない印象。トイレで用を足しているときでさえ笑顔なのではないか、というくらい彼の笑顔は印象的です。日韓の政治問題は横に置いて、単に人柄だけを想像してみると「いい人」というイメージ。

彼を見ていてそういう印象を抱くっていうのは、結構大事なポイントだと思います。

つまり、そういう「いい人」というイメージからムンジェイン大統領を支持する人が、結構いるのではないかと。実際、韓国ギャロップ社が2018年の1月に発表した調査によると、ムンジェイン大統領を支持する理由として一番多かったのが「コミュニケーション・国民に対する共感の努力」だそうです(記事末に参考記事)。こういう結果が出るのも、実際にムンジェイン大統領の国民に寄り添う行動があるにせよ、彼のあの「笑顔」によるところが大きいと思われます。

ツイッター風に言えば、彼は「笑顔でフォロワーを獲得している」んですね。スマイルショットをアップしてフォロワーを増やし、維持してきているんじゃないかと。

だから、極端に言ってしまえば、ムンジェイン大統領の笑顔は、彼の政治的生命線です。スマイルショットをアップすればフォロワーを維持獲得する力になりますし、真顔ショットが増えてくると、フォロワーは減っていきます。だから、政権を維持したければ、何としてでもスマイルを維持していく必要があります。別の言い方をすると、彼の顔からスマイルが減ってきたこときが、政権の末期です。

この点が、ブレるとダメです。いくら外交的困難や経済問題やスキャンダルに直面しても、場を見極めて、チャンスがあれば確実に国民に対してスマイルしていく・・・これが彼が大統領として生き残っていくポイントではないでしょうか。もちろんそれだけではないにせよ。

例えば、三国志の劉備玄徳(りゅうびげんとく)などは、ブレませんでした。

劉備の強みは何と言っても漢王室の再興を目指す「人徳の人」という点です。この点はブレませんでした。彼が三顧の礼でようやく獲得した天才軍師に諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)というのがいましたけど、劉備はたとえその天才軍師の進言であっても、人徳に反するようなことはどうしても受け入れようとしませんでした。比喩的にいうなら、目の前に札束が落ちていて、軍師に「いただけば?」って進言されているのに、劉備は頑なにその進言を拒みます。

「人徳の人」という点では、時にはバカに見えるほど、ブレませんでした。

でもブレないがゆえに、人々に慕われ、信頼され、多くのフォロワーを獲得維持していきます。

だからムンジェイン大統領も「妻にぶたれても笑顔を絶やさなかった」みたいな誇張的伝説を後の歴史書に書かれるくらい、「笑顔」を武器にしていけばいいのではないかなと思います。

別に彼を支持してるわけでもないですけど、今朝の夢を見て色々考えたことを書いてみた次第です。

ではでは。

 

参考記事

文在寅大統領はなぜ韓国民に支持されるのか 実績よりも人柄? - ライブドアニュース