中国語の難しいところ。

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中国語の難しいところ。

文法は簡単

中国語は、ヨーロッパ言語に比べると、動詞や形容詞の変化がなく、文法の点では、比較的簡単です。しかも、日本人は学校で漢字を習うので、それだけである程度中国語の学習が進んでいるようなもの。世界的に見て、日本人は中国語学習においてかなり有利な立場にいます。

一番難しいのは発音

一方で、難しいのは、発音。中国語は発音が、命。中途半端な発音では、まず、中国人には通じません。よく参考書では「日本」という中国語について、「リーベン」という風にカタカナで表記されていますが、中国人の前でいくらこれを読み上げても、通じないだろうと思います。それくらい発音が大事。

では発音の次に難しいのは?

それは名詞、特に固有名詞の習得ではないかと思います。難しいというか、苦労が多いのです。例えば、第一次世界大戦に関する中国語から、そのことがわかります。

みなさんよくご存知の「サラエボ事件」。

中国語では、萨 拉 热 窝 事 件(sà lā rè wō shì jiàn)と書き、発音は無理やりカタカナで書くと、「サアーラールゥーオゥーシィージエン」。

これは、「萨 拉 热 窝 事 件」が「サラエボ事件」であるということを知らなければ読んでも理解できませんし、口頭で言われても何のことかわかりません。「サラエボ」と一部発音が似ているところはあるものの、全体としては、推測ができないくらい音の違いがあります。

他にも、塞 尔 维 亚(sāi ěr wéi yà)は、「セルビア」のことですが、これは「サイーアーアウェイーヤー」。もう初めて聞くとなんのことやらです。

英語の固有名詞は日本語としても馴染み深いものが多く、楽

こういうのは英語だとだいぶ状況が異なります。

英語だと、「サラエボ」は、Sarajevo。発音をカタカナで無理やり書くと、「サライェーボ」。これなら、知らなくても、文脈さえあれば、推測はつきそうです。

中国語を勉強するとなると、こういう名詞の、漢字および発音を、一つ一つ、地道に、覚えていかなければなりません。

世界史でおなじみの、ローマ皇帝「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」を中国語で覚えるとなると・・・想像するだけでベッドに寝込みそうになります。ただこれも、「覚えれば済む話」という意味では、難しいことでもないんですけどね。

触れられる豊かな文化

食わず嫌いはもったいない。

中国語を学ぶと、ものすごく世界が広がります。なにせ、かつては世界に冠たる大帝国だったので、文化が非常に豊かです。三国志や西遊記のドラマが中国語で観れたり、中国語を学ぶことで日本語の理解が深まったり(漢字力もすげーアップする)、おこぼれの利益も多い。習い始めは「チャーハン」の本当の音を知って嬉しくなったりして・・・

まずは単語、音からどうぞ。

中国語は、文法がそれほど複雑でなく、語順が英語と似ているので、中学英語の文法知識があれば、単語を知り、文法書にさらっと目を通すだけでけっこう読めちゃったりします。

発音は練習あるのみ、ですね。

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