聞くだけで語学を習得する天才たち

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僕は結構ガリガリと勉強して語学力を身に付けてきました。

しかし、世の中にはペンも持たずに(映像は見るけど)耳だけで語学を習得していく天才たちが存在します。

少なくと2人知っているので、今回ちょっと紹介してみたいと思います。

1人は、YouTubeに動画を投稿して活躍されている中国人のにんじんレイさんという方。にんじんが嫌いだそうで、最初に投稿された動画は「大嫌いなにんじん食べてみた!」というものです。なお、にんじん嫌いと語学習得能力の相関関係は不明。

www.youtube.com

この動画のにんじんレイさんによると、彼女は以下のようにして日本語をマスターしたそうです。

まず、日本語を勉強していた1年間、彼女は1日約10時間、日本語の番組や映画を見ていました。それで4ヶ月間で聞き取れるようになりました。

次に1ヶ月間、文法を勉強します。それで日本語が話せるようになります。

日本語が話せると、日本人の友達ができ、それによりさらに日本語力が向上しました。

・・・ということです。

す、すごいな、おい。

文法の勉強をされているので、「ペンも持たずに」というのは言い過ぎかもしれません。けれど、番組や映画を見てるだけで聞き取りができるようになったというのは驚異的です。普通、日本の高校で割と真面目に英語を勉強していたとしても、英語の番組や映画とかってそう簡単に聞き取れないですよね?

それをたった4ヶ月で・・・にんじん嫌いのおかげなのか。

 

さて、2人目の紹介です。

ヤフージャパンの知恵袋に投稿された韓国語に関する質問に回答されている方です。質問は、韓国ドラマが好きなのですが、どうすれば韓国語を聞き取れるようになるか、というもの。

「vip※※※」さんの回答によると、彼女(彼?)は韓国のバラエティ番組が好きで、日本での放送を待てず、韓国の放送を字幕なしで見ていました。最初はただ人物の動きとかで笑っているだけでしたが、1年後には半分くらい聞き取れるようになっていたとのこと。しかも、その時点ではまったく無勉で、ハングルの読み書きはまったくできなかった、と。

そして、にんじんが嫌いである・・・というのは冗談ですが、すごいですね。半分聞き取れるようになった時点でハングルの読み書きができなかったということですから、ほぼ耳だけで韓国語のヒアリングを身に付けたことになります。

テキストの匂いをかぐだけで語学をマスターしたという人は聞いたことがないですが、聞くだけで語学を身に付ける方っていうのは実際にいらっしゃるんですね。

素直にすごいと思います。

ちなみに、にんじんレイさんに戻りますが、彼女の習得法のデメリットは、時間がたくさん必要(1日10時間、約4ヶ月ですからね・・・)だということです。

一方、メリットは、ちゃんと勉強している学習者が知らないようなその国の文化に関する知識も一緒に身に付く点だそうです。

これは確かに、日本のテレビ番組を見まくれば、身に付きますね。「そうか、日本ではオモロイこと言うと座布団1枚を与える習慣があるのか・・・」とか、そういう日本人一般に共有されている知識、習慣みたいなのは、よく知ることができるのは確かだと思います。

ここで紹介した方に共通しているのは、「耳で覚える」→「本で覚える」という順を踏んでいることですね。語学の勉強にはまずテキストから、と思われがちですが、大人でもまず耳から覚えるということができる方がいるのです。

「自分にもできるのでは?」と思われた方はさっそく実践してみましょう!