英語で歴史を学ぶと発覚!意外に英語と違ったカタカナ歴史用語

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ビジネス英語やトラベル英会話ばかりに気をとられて、歴史英語はおろそかになっていないでしょうか?

今日は、歴史英語についてです。

歴史英語というのは、歴史に関連した英語のことです。アリストテレスとか、ソクラテスとか、アヘン戦争とか、NATOとか・・・こういった用語の英語のことですね。

これらを英語でぱっと言えますでしょうか?

世界史に関して言えば、カタカナやアルファベットが中心なので、それっぽく言えば通じるだろうと思っちゃいそうです。思っちゃいそうですが、

ヤー、ヤー、そうだね、かつてあの人が言ったように・・・あの古代ギリシャの・・・

アリストテェーれぇす?

とか、それっぽく言ってもだめです。

日本人の哲学教授を怒らせる一発芸としてはいいかもしれませんが、英語ではないんですね。実はアリストテレスは英語では、

Aristotle(アリストートル) アリストテレス 

と言います。

残念ながらカタカナのアリストテレスとはほとんど別の名前になっています。

筆者は頭以外全部亀になった不思議の国のアリスのイメージで覚えましたが(英語で「亀」をturtle(タートル)という)、みなさんもそれぞれ工夫をして今一度覚え直してみてください。 

これが大昔の哲学者くらいだけであればよいのですが、歴史用語にはこういう例がけっこうあるのです。

例えば、NATO(北大西洋条約機構)。1949年に、アメリカと西ヨーロッパ諸国を中心に結成された軍事同盟です。当時は、ソ連を中心とした共産主義諸国を抑止することが主な目的だったようです。 

さてこのNATO、日本語では「ナトー」と発音されますが、英語だとどうなるのでしょう?

NATO

ネィトオゥ

アクセントは冒頭にあります。

カタカナで書くと、「いや、いっしょだろ!」となりそうですが、実際に耳で聞くと、日本語の、

ナトー。

みたいな、女をやめたっぽいおばさんのような平板な言い方とはだいぶ違います。実は筆者も、国際政治に関する英語の動画でNATOが連発されるものを視聴したことがあるのですが、最初はネィトオゥ、ネィトオゥって一体なんなんだろうと思ってました。国際政治の中心に納豆が躍り出ることもなさそうだし・・・

よくよく調べて見るとそれはNATOのことだったんですね!

他にも挙げると、

アテネ→Athens(アセンズ)

ソクラテス→Socrates(サクラティーズ)

パレスチナ→Palestine(パレスタイン)

ウクライナ→Ukraine(ユークレイン)

鄧小平→Deng Xiaoping(ダン シャオピン)

などが面白い例です。最後の鄧小平なんかは中国語から来ているので、中国語学習者ならすっと受け入れられると思います。

今のところ、ビジネス英語やトラベル英会話を学べるチャンスは多いですが、歴史英語を身に付けられる場というのはあまり見かけないですね。

歴史用語とはいえ、基本的なものであれば英語としても一般常識に入るので、一度、腰を据えて学んでみてはいかがでしょうか?

何年も英語を勉強して、

ヘイ!ウェア アー ユー フロム?(Hey!Where are you from?)

アイム フロム ユークレイン(I'm from Ukraine)

ユークレイン・・・???

というのはちょっと切ないですよね。

英語で読む高校世界史 Japanese high school textbook of the WORLD HISTORY

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