「ブタクサ(豚草)」を英語でどう言う?〜戦国英語教室〜

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張飛「先公、今日はブタクサの英語を教えてくれい」

先公「ブタクサ(豚草)を英語でragweedと言います。7月〜10月にかけて花を咲かせ、花粉症の原因の一つとなっています」

ragweed

ラッグウィード

ブタクサ

張飛「なにぃ!?こいつが花粉症の黒幕だったか!!放っておけねぇ、この憎っくきブタクサ匹夫めっ!この果物ナイフですべて刈り取ってやらあ」

匹夫(ひっぷ)・・・身分のいやしい男。

関羽「まぁ落ち着け張飛。お前ごときですべて刈り取れるブタクサではないぞ」

先公「関羽殿の言う通りで、ブタクサは道端や河原など、日本全土に分布しています。北アメリカが原産ですが、明治初期に初めて日本に入ってきて、戦後に日本全土に広がりました」

玄徳「どうして戦後に広がったんでしょう?」

先公「アメ公ですよ、玄徳様。戦後日本にやって来たアメリカ進駐軍が多く持ち込んだのです。そのためブタクサは「マッカーサーの置き土産」と呼ばれています」

張飛「まったく困った置き土産だなあ」

先公「ではブタクサの英語の説明を見てみましょう」

Common ragweed (Ambrosia artemisiifolia) can stand anywhere from a few inches high to 6 feet tall. It grows in tall, vertical tendrils with leaves divided into many fine lobes. When it flowers, rows of characteristic off-white blooms that look like upside-down tea cups appear.

 

ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)は広く分布し、数インチから6フィートの高さになります。高く伸び、葉の付いたまっすぐな蔓から多くの美しい裂片(れっぺん)に分かれます。開花すると、ティーカップを逆さにしたような、黄色っぽい特徴的な花の連なりが現れます。 

 (All About Ragweed: Signs, Symptoms and Avoidance - Allergic Livingより。訳は当ブログ)

先公「standは「立つ」という意味でおなじみですが、「〜の高さになる、〜の身長がある」という意味もあります」

 Cho-Hi stands 2 feet tall.

 張飛の身長は2フィートだ。

先公「1フィートは30.48センチ、1インチは2.54センチです」

張飛「俺そんなにちっちゃくねえ」

先公「vertical(バーティカル)は、「垂直の、直立した」という意味の形容詞。tendril(テンドリル)は「巻きひげ、蔓(つる)、蔓状のもの」のこと。そして、lobe(ロウブ)は、「耳たぶ」という意味もありますが、植物用語で「裂片(れっぺん)」という意味にもなります」

関羽「裂片とは何か?」

先公「裂片とは、掌状(しょうじょう→広げた手のひらのかたち)の葉の、分かれた一つひとつの小さな葉のことを言います。掌状の葉というのは、例えばもみじなどを思い浮かべるといいですね。その他の表現を含め、まとめておきましょう」 

stand 〜の高さになる、〜の身長がある

vertical 垂直の、直立の

tendril 巻きひげ、蔓(つる)、蔓状のもの

lobe 耳たぶ、裂片

row(ロウ) (横の)列、並び

off-white 灰色がかった白色、黄色がかった白色

upside-down 逆さの

張飛「ちなみに、花粉症っていったいなんて言うんだい?」

先公「花粉症はhay feverです。hay(ヘイ)とは「干し草」のこと。干し草が、花粉症が注目されるきっかけになったので、以降、干し草以外のアレルギーについても花粉症と呼ばれるようになりました」

I have hay fever.

花粉症なんです。

参考サイト:

ブタクサ - Wikipedia

オオブタクサとブタクサ