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元素と原子の違いは、映画にたとえると簡単に理解できる。

知識

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原子とその構造 | 化学コラムより)

 

元素と原子の違いについて説明します。

 

まだ化学を学び始めたばかりの人にとっては、この二つの違いがはっきりしないかもしれません。この二つは、映画にたとえてみるとわかりやすいです。

まず、たとえなしに、そのまま元素と原子を説明すると、

元素って何?

元素とは、原子核中の陽子数で決まる基本的性質のこと」です。

         (鎌田の理論化学の講義 のP13より)

つまり、元素とは「性質」のことであって、それ自体は手で触れることのできる何かではありません。あくまで「性質」のことです。「陽子数で決まる」という部分については、後で説明します。

原子って何?

じゃあ、原子とは何か?

物質を切り分けていくと、それ以上切り分けることのできない小さなつぶつぶにたどり着ます。その「小さなつぶつぶ」が、みなさんもよくご存知の原子です。冒頭に貼った画像のやつですね。

性質のことを示す元素とは違い、原子は「つぶつぶ(粒子)」なので、手に触れることのできるものです(あんなちっちゃいもん触れねーよ、という話はここではおいといて)。

元素と原子の関係を映画にたとえると?

じゃあ、元素と原子の関係を映画にたとえてみます。

原子というのは、『スパイダーマン 』や『ターミネーター 』、『となりのトトロ 』といった「個々の作品」のことと考えます。

一方、元素というのは、そういう個々の作品ではなく、それらを超えた分類を示す、いわゆる「映画のジャンル」と考えます。

 

原子=個々の映画作品
元素=映画のジャンル

 

映画がどういう基準で、アクションに分類されたり、恋愛モノに分類されたりするのか知りませんが、ここでは「劇中で発射される弾丸の数」でどのジャンルに分類されるかが決まる、ということにしてみましょう。

劇中で弾丸が100発以上発射されるなら「アクション」、一発も発射されないなら「恋愛モノ」、というふうに。弾丸が発射されなかったらぜんぶ恋愛モノなのかよ!ってなりますが、ここでは話を簡単にするために、仮にそういうこととします。

つまり、何が言いたいかというと、ジャンル分けには、何らかの「基準」が存在するわけです。ここでの映画の話で言えば、「劇中で発射される弾丸の数」。これがジャンル分けの「基準」です。

原子も陽子数でジャンル分けされる

原子(個々の映画作品)も、「ある基準」によって、いずれかの元素(映画ジャンル)に分類されます。その「ある基準」というのが、それぞれの原子が持つ、「陽子の数」なのです。上の画像の真ん中の円(原子核)の中にあるやつですね。

まとめると

 

「原子は「つぶつぶ」であり、元素は「性質」。原子はある基準によって、いずれかの元素(性質)に分類される(ジャンル分けされる)。その基準が、それぞれの原子が持つ、陽子の数である」ということになります。

 

ちなみに、陽子の数が違えば、その周りに引き寄せられる電子の数も違い、その結果、原子の化学的性質も違ってきます。ゆえに、その原子がいくつの陽子を持っているかが重要になってくるのです。

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今日は、元素と原子の違いについてのお話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後だけ読んでいただいた方も、ありがとうございました。

それでは!