主語と述語・・・この二つは、英文法の基礎中の基礎用語ですが、曖昧な理解で済ませている人も多いと思います。
なんか抽象的で、意味不明だから、うさん臭い宗教の布教者から距離を置くような感じで、チラチラと気にしながらも避けている人もいるかもしれません。
でもこういう基礎的な用語の無理解が、自分の英語力の自信のなさにつながっていたりします。英検1級を取ったけど、どこか英語を理解しているという気持ちがしない。心もとない。そういう場合、案外、こういう基礎的な文法理解の欠如が一因になっていたりします。自分の英語力の基盤を、これでもか、というくらい固める。それが自信につながっていきます。
☆主語と述語っていったい何なのか?
簡単に言ってしまえば、次のようになります。
・「主語」は、文の中の主演。
・「述語」は、その主演のプロフィール。
ドラマや映画関係の用語を比喩として使って言えば、こういうことになります。
「主語」というのは、文の中の「中心」となるもの。まさにドラマや映画でいう、「主演(者)」なんです。そして、「述語」というのは、その主演について説明したもの、つまり、プロフィールなんです。
普通、プロフィールにはどんなことが書かれますか?
生年月日、性別、これまでの活動履歴、性格、今現在の活動内容、また賞の受賞歴なんかも書かれていたりしますよね。そういう「主演者に関する説明」が、プロフィールであり、「述語」なんです。
文法書的な説明でまとめると、
「主語」は、「〜は、〜が」といった「文の中心」となるもので、「述語」は「〜である、〜する」といった主語について述べた部分である・・・となります。
それでは具体例を見てみます。
He won the prize. 彼は賞を取った。
※ 「win the prize ウィン ザ プライズ」→「賞を取る」。「won」は「win」の過去形。
この文では、「He」が主語になり、「won」が述語になります。「He」がこの文における「主役」であり、「won」はその主役について説明する、いわばプロフィールになっています。
村田裕次主演!
「村田裕次って誰だよ!」ってなりますね。それと同じように、
He.
これだけ書かれても、「「彼」がなんなんだよ!」ってなります。
「He」を説明する「述語(プロフィール)」があって初めて意味ある英文になるんですね。
He won the prize. 彼は賞を取った。
☆まとめ
・「主語」は、文の中の主演。
・「述語」は、その主演のプロフィール。
・ 「主語」は、「〜は、〜が」といった「文の中心」となるもので、「述語」は「〜である、〜する」といった主語について述べた部分。