今日は、個人的に実践している韓国語の語彙を増やすためのコツを紹介したいと思います。
単語帳は、1ページ目から覚えない
学校教育的なやり方だと、単語帳を1ページ目から順に覚えていくと思います。で、単語を何個か覚えるたびに、残りのページをパラパラといじっては、「はあ〜、まだこんな残ってるわ〜」という風に、週末までの日数を勘定するサラリーマン状態になります(あるあるー)。僕の実践している非学校教育的なやり方では、まず単語帳は網羅系の単語帳を使うんです。例えば、「『暮らしの韓国語単語10’000』今井久美雄著」のような、日常単語を幅広く掲載した単語帳みたいなやつです。そして、それを1ページ目からではなく、「今、自分の中で話題のページ」から覚えていきます。
「今、自分の中で話題のページ」とは?
「今、自分の中で話題のページ」っていうのは、簡単なことで、「今、自分の心の中でちらついているワードが掲載されているページ」のことです。人は生きている限り、いつも何かを感じたり、考えたり、気にしたり、していると思います。(「ワタシ、ロボット、ナニモカンジナイ、カンガエナイ」という人はいたりするのでしょうか?)
例えば、ダイソンのめっちゃ吸引力のある掃除機の威力をテレビで目撃した後は、しばらく「ほこりを吸いまくるダイソンの掃除機」が心の中に居座りますね。それが「今、自分の心の中でちらついているワード」です。「ほこり」、「ダイソン」、「掃除機」、「吸う」・・・。その日韓国語単語を覚えようと思った時、まず、自分の心を覗いてみて、どんなワードがそこにあるのか、確かめてみる。そして見つかったら、そのワードが掲載されたページを開くんです。
「話題のワード」+「関連ワード」を覚える
網羅系の単語帳は、だいたいの場合、あいうえお順ではなく、単語が分野ごとに掲載されています。スポーツ用語、料理用語、植物用語、仕事用語・・・といった感じですね。それで、「今、自分の心の中でちらついているワード」を見つけたら、その前後に関連した単語が並んでいます。それも一緒に覚えてしまいます。もちろん、大変なら「ちらつきワード」だけでもいいんですが、普通、そういうワードはあっても2個3個くらいのものなので、関連用語も一緒に覚えてしまおう、とういう意図です。2、3個で十分というのであれば、それで終わりでも良いかと。
じゃあ、どうしてこういう単語の覚え方が記憶に残りやすいのか?
さあ...w
これは自分の経験から感じたことなので、その理屈はよくわかりません。でもたぶん、スピリチュアルな言い方をすると、「心の中にあるものと、外部の情報とが呼応するから」、なのかな、と。
「ぬぁーー!!ちょーむかつくー!!!」って心で叫んでいる時に、
「私は今とても幸せです」みたいな例文を覚えようとしても、たぶん心が拒否すると思います。
真夏の暑い時に、「マフラー」とか「床暖房」みたいな単語は心が受け付けないと思います。
自分の中にあるものと、外にあるものとの調和感。共鳴。
あうんの呼吸の金剛力士像。
たぶんそういうことなんだと思います。